2016年3月31日木曜日

タイ人経理の多額の横領

こんにちは!


本日はタイ人経理による多額の横領のケースを紹介したいと思います。


前任者の時からの横領で、新任の社長様が就任され発覚した横領です。横領のきっかけは同じく経理担当のタイ人からの報告でした。横領したタイ人はすでに退職しております。


横領した当時は会社も立ち上げ時期で、社員数も少なく、タイ人を信頼するのを前提で業務をこなしていかないといけない状況です。またこのタイ人経理は公認会計士なので、知識や経験も豊富ですし自らサインをする場面もあったので、信頼せざるを得ない面もあったことでしょう。


しかしながら、このタイ人公認会計士は自らの特権を利用して、小口現金やら2重の請求書を作成などして、こつこつと横領していました。日本人駐在員の方もタイ語がわからない、またタイの経理事情に詳しくないこともあり、なかなか気づかなかったようです。


横領の発覚後は、まず警察に行きました。ただここはタイ、当然のごとく何も動いてくれません。


次にタイの弁護士事務所に行きました。しかしながらお金だけ取られて、何も進捗がなかったとのことです。


警察やタイの弁護士に頼んでも何もしてくれないお客様が本当に弊社にお越しいただくことが多いです。


タイの警察は動かないのは一般的ですが(それは決して良いことではありません)、タイでは良い弁護士を見つけるのも大変難しいです。一部のタイ人弁護士は金だけが目的の人も少なくありません。以下の記事をご参考ください。


タイ人弁護士について


この記事でも説明させていただきましたが、日系企業の考え方、タイの法律事情・豊富な経験、タイ人弁護士事情に詳しいタイ人スタッフが間に入るのが一番の良いと弊社では考えます。


さて、このケースでは結局、弊社にご依頼され、弊社直属のタイ人弁護士に対応してもらいました。


横領として刑事訴訟と横領した金額の返金請求としての民事訴訟です。すでに起訴済みで受理されております。


警察や弁護士に依頼しても何もしてもらえなかったお客様、一度弊社にお越しいただき、ご相談されてはいかがでしょうか?



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